紙と刃物で絵を作る
基本的に、切り絵とは「黒い紙から不要な部分を切り抜いて、画を作り上げていく絵画の手法の一つ」とされています。もちろん黒以外の色の紙を使ったり、裏から色つきの紙を充てるなど、今では大変バリエーションに富んだ作品がたくさん作られています。蒼山日菜さんの有名なレース切り絵もその一つですね。
基本の操作は
1.下絵を描く
2.紙に転写する
3.切る
だけなので、いたってシンプルです。ただし、紙の作品によくあることですが一度切り損じたら最初からやり直しになるので、細かい作品になるほど作業中の高い集中力が必要とされます。でもその緊張状態を乗り越えて作品が仕上がった時の達成感は、切り絵の醍醐味の一つですよね。
以下では切り絵に必要な道具や具体的な手順、下絵などを紹介していきます。あまり普段切り絵なんてしない、もしくは切り絵なんて○○年ぶり、という方は、まずは難易度の低いものから入り、徐々に慣れていってください。
必要な道具
まず、切り絵に必要な道具を上げると…
作業工程
それでは、実際の手順を紹介します。
ただし、初めにお断りしておきますが、ここに示すのは一例にすぎません。切り絵の作業方法は他にもさまざまあり、人によってやりやすさは違うと思います。とりあえず今回は、あまり特別な道具や技術が要らなくて、早く安く(笑)できる方法をご紹介いたします。…と言っても、大したことはないのですが。
型紙例
ここでは、切り絵の型紙(下絵)を配布しております。必ず「利用規約」を読んでからご利用ください。